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オンライン研修ってテキストないんですか?
前回、オンライン研修とリアル研修の違いについてお伝えしましたが、オンライン研修を始めてからいただくお問い合わせに、「テキストはないんですよね?」ですとか、「テキストは画面表示ですか?」といった、リアル研修時代には聞かれなかったケースが増えました。
お問い合わせいただく企業様のなかには、「テキストは不要」のため確認しているという場合と、「テキストは欲しいけれど、ないんですよね?」と確認している場合の2通りあり、オンライン研修が始まってから、打ち合わせの段階でお打ち合わせするヒアリング内容の1つになりました。
ベアラボのオンライン研修はテキストが基本!
ベアラボのオンライン研修は、テキストは冊子版でお渡しすることが基本です。もちろん、不要という企業様に無理やりお渡しすることはしませんが、手元にテキスト冊子があり、それにどんどん書き込んだり線を引いたり、知らなかったことをメモしたり…ということで手からも目からも知識を増やしてほしいという想いからお渡ししています。
そのため、極力データではお渡ししません。
これは、研修を実施している企業の情報資産という側面もありますが、大概の企業様がデジタルデータでお渡しする場合、印刷せずそのまま受講者の方たちにデータで渡してしまいます。
そうすると、せっかっくの研修時間が画面を見ているだけという状況になってしまいます。
先ほどもお伝えした通り、書き込んだり線を引くことで、学んだことをより定着させてほしいという狙いもあり、出来る限りテキスト原本を提供させていただいています。
テキストがない場合は、どうやって研修するの?
では、テキストをいらないと辞退される企業様はどのように研修をするのか…ですが、これはオンラインの強みですね。
オンラインの画面上にテキストデータを共有して、研修を行います。
重要なところは、ノートに書いておいてください…等とお伝えしつつ、グループディスカッションでは、代表してどなたかが取りまとめた内容をホワイトボード機能を使って発表頂いたりします。
また、数はさほど多くありませんが、自分たちで学んだことをレポートするためにあえてテキストは渡さずに、研修後に学んだ内容のテキストを作るという取り組みをされている企業様もあります。
斬新な取り組みだな…とは思うのですが、後々テキストを作ることが分かっている受講者の方たちは、画面のスクリーンショットを取ることに夢中で、研修内容はあまり真剣に聴いていないことが多いと感じます。
一見、古臭いように感じる部分もありますが、やはり目の前にテキストがあってそこに自分の字で書いたものが残るテキストを、ベアラボでは重要な位置づけとして捉えています。