目次
ハラスメント研修って、難しくないですか?
人事の方から相談を受けるときによく聞かれるのが、この質問です。
最初は、ハラスメント研修をしても、従業員の方たちに理解浸透させるのが難しいという意味だと思っていました。
もちろん、そういう意味の企業さんもいらっしゃるのですが、一定数の割合でいるのが、研修内容が難しいということでした。
よくよく話を聞いてみると、先日のコラムに記載したようなセクハラの種類。
対価型とか環境型…。
パワハラの6つの類型と言われる、「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過少な要求」「個の侵害」といったようなもの。
これらの言葉そのものが難しくて、研修内容を難しく捉えられてしまうということでした。
当然のことながら、物事を難しく捉える=「面倒くさい、やりたくない」という考えに陥りがちです。
せっかく、企業の人事部や管理本部が、社員教育にと研修を用意したところで、参加する意欲やそもそも参加人数が集まるのかすら怪しいということのようです。
ベアラボでは、普通の座学の研修は行いません。
もちろん、座学だけでいいということであれば実施することは可能ですが、せっかくだったら楽しんで学んでほしいと思っています。
ベアラボのハラスメント研修は、職場で起きた実際の事例や穴埋めクイズ等で、その事象や行為がハラスメントに値するのか否か、判例ではどのような理解が示されたのか等、自分事として研修を受講していただきます。
例えば、こんな感じ。
下記の事例で、どれがセクハラに該当するでしょうか。
1.A子さんは休憩中に、女性管理者から「結婚、まだしないの?」と話しかけられた。
2.その時に、A子さん「まだですよ~」と答え、すかさず女性管理者は「もうちょっとおしとやかにならないと嫁の貰い手がないか~」と話し、2人とも笑った。
3.A子さんはお客様対応でミスをしてしまった。その時男性管理者から優しい言葉で「大丈夫、次は気を付けてくださいね」と肩をポンとたたかれ、励まされた。
4.B太郎さんは定時に退社しようとしたところ女性管理者から「今日は彼女とデート?」と話しかけられた。
そして、穴埋めクイズはこんな感じです。
下記は、なんというハラスメントでしょうか。
「 」ハラスメント
喫煙者が非喫煙者に配慮をせずに、副流煙を吸わせる、喉を傷めさせるなどの健康被害を与えたり、衣服や持ち物に臭いをつけさせるなど、強制的に不快な思いをさせること。
「 」ハラスメント
インターネット上のSNSに関連した職場関係による嫌がらせ。上位の者が下位の者へSNS上で絡み、本人の意志に反するSNS活動を強要すること。また、その結果による職場での嫌がらせや不当な扱い。
「 」ハラスメント
主に就職活動中の学生に対し企業側が行う嫌がらせ、または不利益をもたらす言動や行為。
研修の実施方法は企業の課題に合わせて対応可能です。
知識を学んで、そのあとにクイズ等で確認していくパターン。
グループディスカッションで、メンバーの意見を総合して答えを導き出すパターン。
最初にクイズをして答え合わせをしながら、研修を進めていくパターン等、企業の課題や状態に合わせて内容をカスタマイズしていきます。
もし、冒頭のような「研修をやってもなぁ…」とお悩みの企業さんがいらっしゃいましたら、ご相談だけでもお気軽にどうぞ。
他社事例等を含めて、お伝えできることがあるかもしれません。